本の戯言
税理士林卓也が綴る「本からのメッセージ」と「ほんの(=少しの)戯れごと」 世界遺産の話題から日常の話題まで幅広く発信します。
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東京マラソン記 2
事務所を出ると、もう7:50分を過ぎている。

 神田駅8:00の中央線に乗ると、東京マラソンの荷物預け用の袋を抱えているのは私一人で、とても不安だったが、四谷でその袋を持った中年の男性が乗車してきたのでややほっとした。

 新宿につくと、ちらほらと袋を持った人たちが足早に歩いていたが、その数はまばらで、ほとんどの人がかなり前に到着していることが推測された。

 新宿駅西口地下から都庁に向かうと、そこはもう袋を持った集団がぞろぞろと歩いており、その流れに従って、8:25にようやく荷物預け場所にたどり着いた。
 8:30締切なので、ギリギリだったのだ。

 袋にそれまで着ていたダウンやぎりぎりまで迷って持ってきたが、マラソンでは邪魔になると思われるカイロなどを入れ、 袋に入っていたひざの痛みどめの薬を胃薬とともに飲み、荷物を預けた。

 そこから満員電車の集団に囲まれるように、自分のスタート場所に移動する。
 8:45までにスタート位置につかなければいけないのだ。

 J43539のゼッケンナンバーは、「J」はスタート場所で、ABCDEFGHIJまでしかないので一番最後尾、43は荷物を預けるトラックの番号で、あとの3桁が自分の本来の番号なのだろう。

 準備体操をするスペースもないので、適当にストレッチをしていると、そろそろスタート時間の9:10だ。
 しかし、私の周りの「J」組の人たちには一切緊張感もなく、9:10近くになってもくちゃくちゃと会社のことや上司のことを話している。

 電波時計が9:10を表示した。
 きっとスタートは切られたのだろうが、ドーンの号砲は全く聞こえない。
 まわりはまだまだダラダラとしている。
 5分くらいすると「前へゆっくりお進みください」という係りの人の誘導で移動が始まった。

 だらだらと歩いたり止まったりしながら、9:30位にようやくスタート地点に到達し、ゆっくりと「J」グループもジョギングをしだした。

 「J]グループは、申込みの時に自分の予想タイムを6時間30分以上かかるとしているので、ペースは実にゆっくりだ。
 スタートから500mくらいでハアハア言いながら歩いている女の人もいる。

 都庁から青梅街道の大ガードを抜けて、アルタを左に見ながら、曙橋、市ヶ谷から皇居へ向かう。
 ぽかぽかした太陽の光が体を照らす。
 気持ちいい汗が額を通り目に入ってくる。
 タオルで拭う。
 「マラソンって気持ちいいなあ、この調子なら42kmくらいは楽しく走れるな」とこの時は思っていた。 
                                 つづく

東京マラソン 当日1
朝6:30、携帯がエルトン・ジョンのYour Songを奏でる。

 ベッドの上から手を伸ばして、エアコンのスイッチを入れる、寒い朝なのだ。
 ここはビジネス・ホテルの一室。

 東京マラソンは集合が早いので、万全を期すために、自宅の越谷よりは新宿により近い神田の事務所の隣のホテルに一泊したのだ。

 部屋が少し暖まったのでベッドから抜け出し、湯船の栓を抜いたままシャワーの熱湯をバスタブに注ぎ込む。こうすればシャワーを浴びるときには裸でも暖かくなっているのだ。
 今日の持ち物をチェックして、シャワーを浴びるともう時計は7:10になっていた。

 東京マラソン実行委員会からもらったマニュアルにはスタート9:10の2時間前の7:10には朝食をすますように書いてあったので、あわてて昨日コンビニで買ったおにぎりと野菜ジュースに口をつけた。
 レース中に、トイレが近くなるのを恐れおにぎりは一つの半分にし、野菜ジュースも3分の1程度しか飲まなかった。

 部屋は暖かいので、パンツ一枚のみで、右ひざと両足首にテーピングをする。
 スポーツは好きで、様々な体験をしたが、体育会系ではないので、テーピングをしてスポーツをするのは、生まれて初めてだ。
 ちなみに、フルマラソンを走るのも生まれて初めてだ。

 テーピングは、元々テーピングをしやすいような形で売っているので、箱の絵を見ながら締めて行けば良いので楽だが、これで本当に関節を守れるのかはわからない、やや不安だ。

 さて、ジャージなどを着ようと思うだが、すでに汗が噴き出している。
 部屋を温めすぎて、体が暑くなっているのだ。
 あわててエアコンの暖房を消したが、髪の毛の隙間から汗が下に滴り落ちるほど体は暖まってしまっている。

 でも、このままでは遅刻をしてしまうので、無理やりジャージ類を着こみ、予定していたカイロはすべてやめて、ホテルを飛び出た。
 事務所に余計な荷物を置いていくためにエレベーターを上っていると、「時計がない」ことに気がついた。
 「しまった、ホテルに忘れたんだ」「あせっていたからなあ」と、滴る汗の中反省をして、「そうだ、事務所におやじの形見の時計がある、あれを持っていこう」と机の上に置いてあったグレーのGショックをつかみポケットに入れた。

 この時計は、1月に父が亡くなるときまで、ベッドの中でずーーっとしていた時計で、葬儀場が混んでいて順番待ちの間に冷蔵庫に入れられている約一週間も腕にはめられていたが、止まらなかった心強い時計なのだ。
                                           つづく
東京マラソンまで、あと約10時間
神田の事務所の近くのホテルに泊まり込み、明日の持ち物や服装のチェックをする。

 東京マラソン実行委員会(?)が出すパンフを読むと、5時間以上組は、朝じっとしていても40〜50分していても大丈夫くらいな格好をするようにと書いてあります。

 上は、肌ぴったりの防寒シャツの長そで、同じく半そで、通気性の良い半そで、一番上には風を通さないジャージ。

 下は、パンツ、風を通さないジャージ2本、間にバミューダー・ジャージをはくかが迷うところ。

 さらには、ひざと足首にテーピング。
 肩、腰、尻、手首、足首にはカイロ。
 帽子、バンダナ、首には厚めのタオル。

 マラソン大会じゃなければ、何をする人かわからないだろうなあ。
 なんか、重そうだし。

 そうそう、ポケットには、クエン酸入りぶどう糖、ゼリーの栄養補給、チョコ、予備のカイロ、ウエストポーチには、インドメタシン1kg配合の痛み止め、お金、パスモ、などなど。

 7時間かかると思うと、結構大変なんだよなあ。
東京マラソンを明日に迎えて
計時チップ


東京マラソンはいよいよ明日に迫りました。
 昨日、15日金曜日はゴール地点でもある東京ビックサイトに行き、ゼッケンをもらい、荷物を預けるための大きな袋も貰った。
 それらの中に驚きのハイテク・グッズがあります。
 写真の「計時チップ」はシューズのひもに通してつけます。なんとこれを装着することによって、応援する人が今走っている人の位置を知ることができるばかりか、ゴールの時にチェックされるので、自分の順位も知ることができるわけです。
 
 明日は予想最高温度が8度、かなりの防寒対策が必要です。
歩く時間が増えそうなので、普段の練習時の服装に+1着。
カイロもたくさん用意しました。肩、腰、お尻、ひざ、足首、手首に付けて行って、暑いからといって捨ててしまうと、ゴールまであと数kmが寒そうなので、なるべく捨てないようにしないといけない。

一番不安は、ひざ。
どうも右ひざが怪しい、5km〜痛くなることは練習でもそうなのできっとそうなのでしょう。

何とか、ゴールまで制限時間に引っかからないよう歩きたい。
スタート位置が、一番後ろなので、5kmごとの制限時間に迫られながら進むことになるでしょう。
走りぬくのは無理なので、なんとか歩き抜こう。

東京マラソンまで、あと4日
2月14日、世間ではバレンタインデーだが、我家的には、子供の誕生日でもある。

 日本人には、特に意味のない日を、チョコレート会社の陰謀で女の子が男の子にチョコをプレゼントする日にしてしまったのだが、最近は「逆チョコ」と称して、男の子が女の子にプレゼントすることもはやってきたようだ。

 欧米では、元々、男→女が主流のようなので、この一見新しそうな風趣に見えるが、実は日本人がまた個性を失ったことになるのだろう。

 自分的には、東京マラソンまであと4日という日になった、今日を入れてあと4日である。週間天気予報は、晴れだが寒気団が日本列島を覆うという。

 雨雪が降るのであれば中止になるほど降ってほしい、できれば晴れて暑いくらいが良いと思っていたが、寒い晴れである。こうなったら、風だけは吹かないでほしい。逆風も嫌だが、追い風も嫌だ。
 
 東京マラソンのコースは、都庁から皇居へ走った後、品川駅までの往復をして皇居に戻り、浅草まで走り再び皇居に戻りという道程なので、追い風であるということは帰りは結局逆風になるのだ。

 普段、風の強い川沿いの土手を走っているので、逆風には慣れているが、これは結構疲れる。世間の逆風もきついが、走っている時の逆風もきつい。


 考えるとつらそうであるが、とりあえずは、今日は子供の誕生日を祝おう


プロフィール

林卓也

Author:林卓也
このブログでは税理士林卓也が綴る「本からのメッセージ」と「ほんの(=少しの)戯れごと」をお送りします。著者が代表である東京・神田にある税理士法人SETACSはこちら。



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